代表取締役社長 加嶋 伸彦の年頭のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。年頭にあたり、ご挨拶申し上げます。
2022 年、ウッドショックは、多少落ち着いたものの急激な円安が進み、さらにエネルギー価格の上昇も加わり、住宅資材価格にも影響が出ています。来年は円高傾向になるとの想定もありますが、この価格高騰
の状況はしばらく続くものと思われます。
また、新型コロナウイルスはまだまだ様々なところに影響を及ぼしてい
ることを踏まえ、ウィズコロナの時代に進んだ社会・経済・消費者の変
化に対し、柔軟性をもちながら、スピーディーな経営に取り組む必要が
あると考えております。

代表取締役社長 加嶋 伸彦

 さて、2022 年、当社では運営するブランドごとにその特長を生かした取り組みを展開してまいりました。アイフルホームにおいては、フルタイム共働き夫婦&未就学児の子育て世帯をターゲットに掲げ、「子育てしやすい家No.1」を目指して活動してまいりました。結果、キッズデザイン賞、子育て支援大賞、ペアレンティングアワードと子育て関連の第三者表彰を獲得することができました。近い将来アイフルホームの住まいが、子育て世帯のスタンダードとなれるよう引き続き、商品・サービス開発などの進化を進めてまいります。
11 月には、資材高騰への対応策として定額制のセミオーダー住宅「Lodina」を発表いたしました。当社が実施したオンラインイベントの参加者からは「セミオーダー」「定額制」について高い評価を頂いております。

 また、フィアスホームにおいては「高気密高断熱住宅+パッシブデザイン」、GLホームにおいてはツーバイシックス工法をベースにした「アメリカンデザイン+ジャパンクオリティ」といったそれぞれの強みを掲げ、脱炭素社会の実現、末永く住み続けられる街づくりへの貢献などに取り組んでまいりました。引き続き、住まいでできる社会課題の解決に寄与できるようブランドの強みを生かした研究開発や住まいづくりに取り組んでまいります。

 2023 年は、エネルギーや資材価格の上昇もしくは高止まりの傾向が続くとみられており、住宅価格のさらなる上昇も避けられない状況です。また、脱炭素社会の実現に向けた取り組みがより進み、ZEHの標準化やさらなる省エネ住宅の開発・普及など様々な課題への対応が求められるでしょう。

 当社は、2023 年で設立から 20 周年の節目の年を迎えます。中長期的には「構造改革」「持続的成長」「LIXILとのシナジー強化」の3つの軸で進めてまいります。「構造改革」においては、デジタル技術の活用や既存事業の見直しを進め、さらなる合理化に取り組み、資材価格高騰への対応など、積極的に進めてまいります。「持続的成長」に向けては、各種合理化による生産性向上に努めるとともに、新築だけでなくリフォームやリノベーション事業の強化・拡大に取り組んでまいります。「LIXILとのシナジー強化」においては、第2弾、第3弾の合理化住宅の開発を進めるなど、グループの総合力を活用し、当社FC事業の強化を進めてまいります。

 新たなFC像を作り上げるべく、よりスピード感を持って事業展開を進め、国内最大級の住宅フランチャイズチェーンとして、お客様に「豊かで快適な住生活をお届けしていく」ことを最大の目的として、精進していきます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。