代表取締役社長 加嶋 伸彦の年頭のご挨拶

年明けましておめでとうございます。年頭にあたり、ご挨拶申し上げます。

2023年は、一昨年のウッドショック、その後の円安、自然災害などの影響により、資材やエネルギーの価格が上昇し、住宅価格高騰などの影響が続いています。一方、新型コロナウイルスの影響は落ち着きを見せ、外国からの渡航者は増加傾向にあり、国内での観光・飲食も賑わってきています。

そのため人々の意識がコロナ禍での状況とは逆に内から外へと向かっているためか、全国的に住宅展示場への来場者も減少傾向となっています。 一方、連日世界から紛争のニュースが届けられる中、安全に安心して毎日を暮らす・暮らせることの尊さを多くの方々が感じており、そのベースとなる「住まい」の重要性については、改めて見直されると期待しています。

代表取締役社長 加嶋 伸彦

さて、2023年、当社は設立から20周年の節目の年を迎え「構造改革」「持続的成長」「LIXILとのシナジー強化」の3つのテーマを掲げ、事業に取り組んできました。「構造改革」においては、デジタル技術の活用や既存事業の見直しを進め、さらなる合理化に取り組み、資材価格高騰への対応などを進めています。「持続的成長」に向けては、各種合理化による生産性向上に努めるとともに、新築だけでなくリフォームやリノベーション事業の強化・拡大に取り組みました。「LIXILとのシナジー強化」においては、アイフルホームの合理化住宅「Lodina」の第2弾、第3弾の開発を進めるなど、グループの総合力を活用し、当社FC事業の強化を進めてきました。これらの活動は単年度で終わるものではなく、2024年以降も中長期的な軸=課題として解決に向け努力していきます。

また、2023年、当社が運営する3ブランド、アイフルホーム、フィアスホーム、GLホームにおいても、それぞれの特長を活かした取り組みを展開してきました。アイフルホームでは、引き続きフルタイム共働き夫婦&未就学児の子育て世帯をターゲットに、「子育てしやすい家 No.1」を目指して活動してきました。その結果、キッズデザイン賞をはじめとした子育て関連の第三者表彰を多数受賞することができました。11月には、セミオーダー住宅「Lodina」にライフアシスト2を搭載したスマートホーム仕様を標準仕様として発表、子育てとペットの親和性に着目し開発した「FAVO for PET」の投入などアイフルホームの強みやノウハウを組み合わせた新たな挑戦がスタートしています。

2024年に40周年を迎えるアイフルホームは、引き続き子育てしやすい家 No.1に向けた商品開発と新モデルハウス建築を進め、近い将来アイフルホームの住まいが、子育て世帯にやさしいスタンダードな住まいとなれるよう、商品・サービスの研究・開発などを進めていきます。加えて、集客業務のデジタル化、共働き&未就学児子育て世帯に対するプロモーション強化、全国の加盟店の支援強化なども積極的に進めていきます。さらに、フィアスホームにおいては「高気密高断熱住宅+パッシブデザイン」、GLホームにおいてはツーバイシックス工法をベースにした「アメリカンデザイン+ジャパンクオリティ」といったそれぞれの強みを掲げ、脱炭素社会の実現、末永く住み続けられる街づくりへの貢献などに2024年も継続的に取り組んでいきます。 国内最大級の住宅フランチャイズチェーンとして、我々の挑戦は決して歩を止めるものではありません。これまでの膨大なノウハウを結集しスピード感を持って新たなFC像を作り上げ、お客様に「豊かで快適な住生活をお届けしていく」ことを最大の目的として、精進していきます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。