「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」において『特別優秀賞』と『特別優秀企業賞』を受賞

  住宅フランチャイズチェーン(以下、FC)を全国展開する株式会社LIXIL住宅研究所フィアスホームカンパニーは、一般財団法人日本地域開発センター(主務官庁:国土交通省)が主催する、省エネルギー性に優れた住宅を選定する表彰制度「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」において、『arietta(アリエッタ)』が下記の通り受賞しました。
◆受賞内容◆
カンパニー名 フィアスホーム
受賞名・商品名 優秀賞 「arietta(アリエッタ)」 <地域>3-6地域※1
特別表彰 特別優秀企業賞
  「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」は、省エネルギーやCO2削減等に貢献する住宅の普及と快適な住まいの実現に貢献することを目的に、建物外皮と設備を一体とした省エネルギー性と、販売実績や設計・施工における標準化といっ普及性を評価し、優れた住宅を表彰する制度です。
  今回、各賞を受賞したフィアスホームは、断熱性・気密性に優れた躯体性能をベースに、それぞれが独自に、通風・創風・日射遮蔽などのパッシブエネルギーの活用や無駄な電気の使用を抑えるためのHENSや蓄電池などの提案を行っており、快適に過ごせる住まいづくりに取り組んでいます。LIXIL住宅研究所は、今後も商品やサービスを通じて、安心・安全で健康・快適に暮らせる住生活の未来に貢献します。
【参考】フィアスホーム
特別優秀賞 「arietta(アリエッタ)」(3-6地域)
  『arietta(アリエッタ)』は、北海道地域の省エネ基準をクリアする最高水準の断熱・気密性能をベースに、風や光などの自然エネルギーを活かす工夫を盛り込み、これまで体験したことのないような心地よさと、いつ起きるかもしれない有事に対する強さとしなやかさを兼ね備えた住まいです。

 ●建物外皮・設備機器について
  樹脂系断熱材と構造用パネルを一体化させたオリジナルの『粘震+eパネル』とトリプルガラスで建物全体を囲うことで、北海道の基準をクリアする最高水準の断熱性能を実現。
  さらに、付加断熱により欧州の高い基準に並ぶ断熱性能を実現した商品もラインアップしています。
  また、気密性能の自社基準をC値(隙間相当面積)1.0c㎡/㎡以下と定め、全棟測定を実施。直近で調査した実物件の平均値は0.42c㎡/㎡で、基準を上回る実績となりました。暖冷房や給湯設備等の設備機器には、高効率機器を採用し、省エネで快適な住まいを提案しています。


●多様なエネルギー手法の導入について
夏は日射遮蔽対策を実施し、冬は高度の低い日射を室内にたくさん取り込むために南面開口部を最大化する『パッシブ設計』を取り入れました。お客様提案時には、3DCADによる日照シミュレーションを行い、冬の日射取得確認を事前に実施します。通風では、全居室2面開口や、袖壁の内側に入った風を屋内に取り込むウィンドキャッチ提案などを採用。また、深い軒の出や袖壁により、夏季には日差しや熱気の進入を抑え、冬季には日差しをたくさん取り込みます。


●省エネルギー住宅普及への取り組み
フィアスホームは、ZEHビルダー登録事業者として2020年度までのZEH住宅普及目標を50%以上と掲げ、省エネ住宅の普及に取り組んでいます。2018年度は15%の目標を大きく上回る19%を達成しました。さらに、設計段階での省エネ効果を、年間光熱費・一次エネルギー消費量削減率(ZEH適合判定)に置き換えて提案する「eレポート」や、施工した建物の気密・断熱・燃費性能を数字・グラフで見えるようにした「性能報告書」を邸別に用意。性能を見える化してお客様に提供しています。

左から、アリエッタベルデア外観、アリエッタ内観、深い軒の出の採用例、「eレポート」と「性能報告書」